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カラスノエンドウ

印刷用ページを表示する更新日:2017年10月23日更新

 春の野草ベストテンに名前を連ねることは間違いないくらい、あちこちで目にします。花は一つ一つ独立しているので、同じマメ科のレンゲ(ゲンゲ)とはまた違った趣を持っています。
 観察していると、アリが茎や葉を行ったり来たりしています。目を凝らすと、小さな葉(托葉)の付け根にある黒褐色のところに、頭を擦り付けているように見えます。この場所は、「花外蜜腺」と呼ばれるところで、アリたちは蜜を求めてやってきたのです。
 アリが来ることで、カラスノエンドウは葉を食べたり、産卵したりする虫たちを近寄らせないという、いわばガードマンの役目をアリに担わせていると考えられています。

一寸木 肇(おおい自然園園長)

カラスノエンドウの画像

アリが行き来するカラスノエンドウ

アリの画像

花外蜜腺に来たアリ