町の鳥として親しまれ、丘陵地でも市街地でもよく見かけます。目のまわりにある白い輪が名前の由来で、体色からウグイスと混同されている場合があります。観察をしていると「梅にウグイス」より、「梅にメジロ」のほうがしっくりきます。メジロは群れで行動しますが、シジュウカラやエナガなどの群れとともに移動することもあります。また、花の蜜を吸いに来るので、昆虫が少ないこの時季に花の受粉を助ける役割も担っているのです。 春には、二股になった枝にクモの糸でコケやススキの穂をつないで、野球ボール大の巣を作り、子育てをします。
一寸木 肇(おおい自然園園長)
メジロ
(写真提供 山口喜盛さん)
メジロの巣