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サワガニ

印刷用ページを表示する更新日:2017年10月23日更新

カニの仲間は海で進化し、陸水域に進出してきたと考えられています。そのため陸水域にすむカニたちのほとんどは、産卵期に海へ戻り、幼生は海で成長し、川に戻ってくるという生活を繰り返します。
 ところが、サワガニ類は一生を淡水域で生活し、海に戻ることはありません。そのためか雌は直径が2~3ミリmmもある大きな卵を抱いて腹部で孵化させ、稚ガニになってからもしばらくは母ガニの腹部で生活するのです。
 町では全域に生息し、雨天時に移動する姿を見かけます。サワガニの成体は、地域により体色の違いが認められます。町では甲が淡青色、はさみや脚はクリーム色の個体が見られます。

一寸木 肇(おおい自然園園長)

移動するサワガニの雄の画像

移動するサワガニの雄

抱幼するサワガニの雌の画像

抱幼するサワガニの雌