石垣の斜面で、アオオビハエトリグモがアシナガアリを食していました。これまでにアリが行き来する場所で何度となく目にしてきた光景ですが、いろいろな種類のアリが餌食となっていました。中にはクモよりずっと大きいアリもいました。場合によってはクモがかみつかれてしまうこともあるでしょう。
よく見ていると、クモはアリに近づいたかと思うと離れます。いつアリを捕らえるのかなと思いながら観察していると、時々アリの脚にかみつくようにしているので、これが攻撃かと思ってきました。
クモの本で調べてみると、何回にも分けてかみつき、少しずつ弱らせて獲物にしていくようです。
成長に応じて、狙うアリも違うのか、とても興味深いところです。
酒井 春彦(中井町立井ノ口小学校教諭)