姿を見たことはなくても、タマムシという名前を知っている人は多いのではないでしょうか。
でも実は、数が多いのはタマムシではなく、ここで紹介するアカガネサルハムシという名前の虫です。春になりいろいろな草木が芽吹き出すと、姿を見る機会が多くなります。
名前の由来を調べてみると、「アカガネ」は「銅」で体の色が赤銅色をしている。「サル」はまるみがかった体がサルに似ているという説。「ハムシ」は葉を食べる虫ということで、こんなに長い名前になりました。
根岸山や相和地区の畑の周囲、林の縁などでこの虫は見られますが、写真をご覧になってどうですか。私にはタマムシのミニサイズに見えますし、タマムシより美しく感じます。
食べる葉は、ノブドウなどの野生のブドウで、散策の折などにブドウによく似た葉があったら覗いてみると、この虫に出会えるかもしれません。
撮影して、この色を出すのが思った以上に難しかったです。
酒井 春彦(中井町立井ノ口小学校教諭)
アカガネサルハムシ