ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > おおい自然園 > クビキリギスとシブイロカヤキリ

おおいの動植物

おおいのむし

おおいの石

自然観察会

自然NOW

自然VOICE

おおいの自然を見てみよう

神奈川県立 生命の星・地球博物館<外部リンク>


クビキリギスとシブイロカヤキリ

印刷用ページを表示する更新日:2017年10月23日更新

 気温が高くなる4月下旬から6月にかけての夜、大井町のあちこちの草むらから単調な大きめの音が聞こえてきます。私の耳には、一つがジーもう一つがジャーと聞こえてきますが、聞く人が違えば、表現も違ったものになることでしょう。両方とも体型は似ていますが、シブイロカヤキリの方がずんぐりしています。
 音をたよりに近づいて、ライトを照らしてみると、明るさを気にかけることなく鳴き続けています。葉や茎に止まって、逆さまになって鳴いていることが多く、近くで聞いていると機械の音のようです。
 この時期に鳴くのは、多くがこの2種類ですので、初夏を代表する草むらの演奏家といえるかもしれません。
 シブイロカヤキリの体は、褐色のみですが、クビキリギスは緑と褐色と赤があって、どうしてこんなに違う色に分かれるのだろうかと思います。
 それにしても、ずいぶんと数が少なくなりました。

酒井 春彦(中井町立井ノ口小学校教諭)

シブイロカヤキリの画像

シブイロカヤキリ

クビキリギスの画像

クビキリギス