マイマイカブリは、長い年月をかけて、マイマイ(カタツムリ)の殻の中に首を突っ込んで、中の肉を食べやすくなるように進化したと言われていますが、以前に比べて見る機会が少なくなったと感じます。私が多く出会ったのは、林縁の踏み固められた地面でした。
本種は飛ぶことができないため、移動できる範囲が限られ、そのためにそれぞれの地域で異なる特徴を持っているようです。
主食はカタツムリですが、写真のように死んだミミズを食している場面に出会うこともあります。飼育したことがありますが、カタツムリが暴れて、なかなか食事ができない姿を印象深く覚えています。カタツムリを見つけても、そう簡単には食べられないことを示しているのかなと思っています。
酒井 春彦(中井町立井ノ口小学校教諭)