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オオワラジカイガラムシ

印刷用ページを表示する更新日:2017年10月23日更新

 写真には、羽の生えた虫と何か丸いものが見えますが、実は赤く羽のある方が雄で、白く丸い方が雌です。同じ種類ですが、なぜここまで形態が違うのかと驚くほどです。たくさんの雌に比べて雄の数は少なく、雄のみが飛ぶことができ、雌のところに飛んでいって交尾をします。
 名前は、雌の外観が履物のわらじに似ているところからつけられました。確かによく似ています。
 観察していると、時々小さなテントウムシがやってきて、本種を襲って食べている様子を見ることができます。ある年、全くいなくなったことがあり、それが天敵によるものなのかはっきりしませんでしたが、不思議な生活をしている昆虫だなと興味深く観察を続けています。

酒井 春彦(中井町立井ノ口小学校教諭)

オオワラジカイガラムシの画像