窓やベランダからの子どもの転落事故を防止しましょう

住宅の窓やベランダから子どもが転落する事故が発生しています。
子どもは窓やベランダから転落する危険性が高いにもかかわらず、ソフトとハードの両面で転落を防止するのに十分な住環境整備がされていないと考えられています。
国のガイドラインや各種ツールがありますので、日常の事故防止、住宅の新築・購入、賃貸住宅を選ぶ際などの参考にしてください。

日常の事故防止

• ​窓の近くに家具を置かない。
• 窓の鍵を⼦どもの⼿が届かないようにする。補助鍵を付ける。
• ベランダに物を置かない。
• ⼿すりをよじ登りやすかったりすり抜けやすかったりするものにしない。

子育てに配慮した住宅と居住環境に関するガイドライン（改訂版）

安全・安心で快適に子育てできる住まいづくりのノウハウを国土技術政策総合研究所が令和7年3月に公表しています。 このガイドラインでは、子育てに配慮した住宅と居住環境において配慮すべき事項や要求水準（性能・仕様）などがまとめられています。

子育てに配慮した住宅と居住環境に関するガイドライン（改訂版）＜外部リンク＞国土技術政策総合研究所​

子育て支援型共同住宅推進事業

国土交通省では、「子育て支援型共同住宅推進事業」において、共同住宅（分譲マンション、賃貸住宅）を対象として、事故防止や防犯対策など、子どもの安全・安心に資する住宅の新築・改修や、子育て期の親同士の交流機会の創出に資する施設の設置を支援しています。

子育て支援型共同住宅推進事業＜外部リンク＞

住宅の窓及びベランダからの子どもの転落の防止に資する各種ツール

消費者庁では、子どもの転落防止に関する動画とチェックリストを公開しています。国土交通省においても、マンション内での転倒や転落などの日常事故を予防することを目的として作成した冊子「安全・安心なマンションのために」を用意しています。これらのツールも積極的にご活用ください。

• 子どもの転落再現動画 子どもの転落編(窓・ベランダ)＜外部リンク＞
• 「⼦どもの転落事故」防⽌のためのチェックリスト​＜外部リンク＞
• 冊子「安全・安心なマンションのために」​＜外部リンク＞