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令和5年度 全国学力・学習状況調査の結果分析について

印刷用ページを表示する更新日:2023年10月30日更新

1 実施状況

・実施日 :令和5年4月18日(火曜日)
      ※英語「話すこと」に関する調査は、令和5年5月8日(月曜日)実施
・対象校(学年):小学校(6年生対象)3校、中学校(3年生対象)1校
・参加人数:小学校148人、中学校157人、計305人

2 本調査の概要

 本調査は、幅広く児童・生徒の学力や学習状況等について把握・分析することを目的としています。今年度も「教科に関する調査」と「質問紙調査」が実施されました。
 「教科に関する調査」では、国語、算数・数学、英語(中学校のみ)が実施され、(1)身に付けておかなければならない内容や実生活において活用できることが望ましい知識・技能等(2)知識・技能を活用する力や課題解決のために実践して評価・改善する力等が一体的に問われる内容が出題されました。また、「質問紙調査」では、学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面等に関する内容の調査が実施されました。

3 調査結果の全体的な傾向

(1) 各教科に関する調査

 各教科における県公立学校の平均正答率と比較したところ、小・中学校のいずれの教科において「ほぼ同程度(±5%以内)」という傾向にありました。
 国語においては、小・中学校ともに【話すこと・聞くこと】に係る問題で一定の成果がみられるものの、情報と情報の関係について理解することや、複数の情報を整理して自分の考えをまとめることに課題がみられました。文脈に即して漢字を正しく書く力・使う力の育成に向けて、実際に書く活動をとおして正しい漢字を用いる習慣の定着を図ります。
 算数・数学では【図形】領域の問題において、小・中学校ともに課題がみられました。基本的な知識や基礎的な技能については一定の定着がみられるため、そうした知識・技能を活用する力の育成に努めていきます。また、理由や考えを説明する問題を苦手とする児童・生徒が多いことから、数や式、グラフなどを用いて説明できる力の育成と粘り強く取り組む姿勢の定着を図っていきます。
 今年度は中学校のみ英語の調査が行われ、【話すこと】の領域において一定の成果がみられるものの、【書くこと】の領域では課題がみられました。小学校における外国語の授業が教科化され、児童・生徒の英語に触れる機会増えてきていることから、小中連携した取組みを充実させることで、子どもたちの英語力の育成に努めていきます。

(2) 児童・生徒質問紙による調査

 小・中学生ともに、「発表場面において、自分の考えがうまく伝わるよう工夫して発表している」の項目で肯定的回答の割合が高く、これまで対話的な学習や学び合いによる授業づくりに取り組んできている成果がみられました。また、「道徳の授業において、考えを深めたり、学級やグループで話し合ったりする活動に取り組んでいる」の項目でも、県平均と比較して肯定的回答の割合が高い傾向にありました。各校では、日頃より道徳性の育成に努めているとともに、講師を招聘した授業研究会をとおして、道徳の授業づくりにこれまでも取り組んでいる成果であるとみられるため、今後も継続していきます。
 さらに、「地域の行事に参加している」の項目のおいても、県平均と比較して肯定的回答の割合が高い傾向であり、学校の教育活動や地域行事における子どもたちと地域の関わりに定着がみられることから、今後も地域と連携した取り組みにより、小・中学生の育成につなげていきます。
 一方で、「家で自分で計画を立てて勉強している」・「学習内容について、分かった点や分からなかった点を見直し、次の学習につなげている」の項目では、小・中学生ともに県平均と比較して肯定的回答の割合が低い傾向にありました。日頃の学習習慣の定着に向けて、家庭・保護者との連携のもと、学習方法や取り組み方などの共通理解を図っていきます。

 

※結果分析の詳細はこちらからご覧ください。 

 調査結果に基づく分析と今後の方向性(小学校) [PDFファイル/339KB]

 調査結果に基づく分析と今後の方向性(中学校) [PDFファイル/371KB]

 

 

 最後に、子どもたちがさまざまな体験や学習を通して、「生きる力」を育んでいくためには、学校や家庭、地域の連携が大変重要です。引き続き、町民の皆さまにも学校教育や家庭教育に対しての御理解・御協力をお願いいたします。

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