7月は「社会を明るくする運動」強調月間・再犯防止啓発月間です
第75回 「社会を明るくする運動」 ~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~
「社会を明るくする運動」は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場で力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な地域社会を築くための全国的な運動です。
毎年7月の強調月間を中心に、全国各地で街頭や新聞、テレビなどでの広報活動をはじめ、さまざまな催しが行われています。また、「幸福(しあわせ)の黄色い羽根」をシンボルマークとして活用し、より一層の普及を図っています。
犯罪や青少年の非行を未然に防ぐことはとても大切なことですが、罪を犯した人の立ち直りを支える家庭や地域づくりもまた大切なことです。
こうした取り組みには、地域のみなさんの理解と協力、参加が必要です。みなさんがそれぞれの立場で力を合わせ、犯罪や非行のない明るい社会を築きましょう。
「社会を明るくする運動」とは…
昭和24年7月に東京銀座の商店街で、少年保護を訴える「銀座フェアー」が開催されたのがきっかけと言われ、昭和26年に「社会を明るくする運動」と名付け、犯罪や非行の防止と罪を犯した人の立ち直りについての理解を深めることを目的に、毎年7月を強調月間と定めています。
「再犯防止啓発月間」
住民の皆さんが犯罪による被害を受けることを防止し、安全で安心して暮らせる社会を築く上で、罪を犯した人の円滑な社会復帰を促進し、再犯を防止することも重要なことです。
平成28年12月に施行された「再犯の防止等の推進に関する法律」では、国民の間に広く再犯の防止等についての関心と理解を深めるため、7月を「再犯防止啓発月間」と定めています。
犯罪や非行をした人の立ち直りを支え、再犯を防止することの大切さについて、この機会に考えてみませんか。