災害時の備えとして非常持出品を準備しましょう
一次持出品
一次持出品とは、避難するとき最初に持ち出すものです。重すぎると避難にも支障がでるので、できるだけ軽量でコンパクトなものを選びましょう。
非常食
カンパンや缶詰のように保存期間が長く、火を通さないで食べられるものが便利です。
最近は水を注ぐだけで食べられる餅なども市販されています。
赤ちゃんがいる場合は、粉ミルクなども忘れずに。
飲料水
ペットボトルのミネラルウォーターが軽くて便利です。
スチール缶入りはやや重いですが、丈夫で保存期間が長いのが利点です。
懐中電灯
停電のときや夜間に移動する際の必需品です。
予備の電池も忘れずに。
携帯ラジオ
正確な情報を得るために必携です。小型で軽く、FMとAMの両方聞けるものが望ましいです。
最近は災害時を想定した非常用ラジオも市販されています。
予備の電池も忘れずに。
救急薬品・常備薬
消毒液、解熱剤、胃腸薬、かぜ薬、鎮痛剤、目薬、体温計、ばんそうこう、ガーゼ、包帯、三角巾、マスク、トゲ抜きなど。
持病のある人は常備薬も忘れずに。
貴重品
現金(公衆電話用の10円硬貨も)、預貯金通帳、健康保険証、免許証、印鑑など。
住所録のコピーもあると便利。
その他
ヘルメット(防災ずきん)、下着、上着、靴下、ハンカチ、タオル、生理用品、ライター(マッチ)、軍手、紙皿、紙コップ、ナイフ、缶切り、栓抜き、ティッシュ、おしぼり(ウェットティッシュ)、ビニールシートなど。
赤ちゃんがいる場合は紙おむつや哺乳ビンなども。
二次持出品
二次持出品とは、避難した後で少し余裕が出てから安全を確認して自宅へ戻り、避難所へ持ち出したり、または自宅で、避難生活を送るうえで必要なものです。救援物資が届くまでの数日間(最低でも3日分、できれば5日分)、自足できる分量を用意しましょう。
非常食
そのまま食べられるか、簡単な調理ですむものが便利。アルファ米やレトルトのごはん、保存のきくパン(缶詰などが市販されている)、缶詰やレトルトのおかず類、インスタントラーメン、切り餅、チョコレート、氷砂糖、梅干し、インスタントみそ汁、チーズ、調味料など。
水
飲料水の目安は1人1日3リットル程度。3日分なら1人9リットルほど。
家族全員分だと量も多くなるので、ペットボトルや缶入りのミネラルウォーターのほか、防災タンク(ポリ容器)などにもためておく。
風呂や洗濯機の水を抜かずにためておくと、生活用水として利用できる。
生活用品
燃料は短期間なら卓上コンロや固形燃料で十分。ガスボンベも多めに用意を。
その他、毛布、寝袋、洗面用具、ドライシャンプー、トイレットペーパー、ビニール袋、新聞紙、ロープなど。
アウトドア用品が意外に役に立ちます。
過去の大震災ではこんなものが役立った!
- ATM(現金自動預け払い機)が使えない時用の現金・小銭
- 移動のための自転車
- 断水時の風呂代わりとしてドライシャンプー、ウェットティッシュ、ボディ洗浄剤
- 居場所を知らせるための笛(ホイッスル)
- 物品運搬用のキャリーカート(乳母車)
- 防災タンク(ポリタンク)
- 携帯コンロ
- 救出や脱出のためのバール
- 女性の下着代わりに生理用品、おりもの用シート
- 野菜不足を補うためのビタミン剤
- ラップフィルム(止血や汚れた食器にかぶせて使える)
- 常備薬
- 予備の眼鏡、入れ歯、補聴器など